新潟県村上市は鮭の街である。
1808年、越後国村上藩の下級武士「青砥武平治」は

いち早く鮭の回帰性に着目し、
村上市を流れる三面川に「種川の制」を敷き、
人工的に産卵場所を設け、自然増殖を努めた。
このおかげで現在の人工孵化技術が確立したと言っても
過言ではないと思う。
その歴史が今尚、脈々と引き継がれ、
新潟県村上市は独自の「鮭文化」が根付いている。
狂い始めた翌月、早速行ってきました。
まず、街自体が「鮭々しい」。

去年だったか、JRのCMかなんかで、吉永小百合が
その村上市を訪れ、ある鮭屋の店主とペチャクチャ話すといった
映像が流れた。
鮭に狂い始める前から、気にはなっていた店で、
狂い始めてからは、憧れの店と化していた。
まず、店構えからしてかっこいい。

そして、店主である吉川 哲しょう(魚生)さんがこれまた鮭きちがい。
「味匠 喜っ川」
店に入った瞬間鼻に付く「鮭臭」。
すごいです。涙出そうになりました。

店内奥
日本海側からの若干湿気を帯びた、
冷たすぎず、絶妙な風が吹く村上独特の気候が
作り出す「塩引き鮭」。
その為、窓は一年中開けっ放し。
他の塩引き鮭も色々食べましたが、
私はここのが一番うまかった。
いい店です。こだわりと芯を強く感じる。
行ったとき、店主不在だったので、
今度言ったときは是非お話してみたいもんだ。
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- 2010/04/09(金) 21:14:07|
- 鮭の歴史
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